記事: 真夏の部活で体が消耗する理由——見落とされがちな「湿度」の影響

真夏の部活で体が消耗する理由——見落とされがちな「湿度」の影響
日陰に入る。水分をとる。風に当たる。
できる対策はしているはずなのに、体の熱が抜けず、いつものように動けない。
真夏の部活動で感じるその苦しさを、体力や根性だけの問題にしてはいけません。
汗をたくさんかいているのに体に熱がこもるのは、汗が「出ているか」ではなく、「蒸発できているか」が重要だからです。そして、日本の夏特有の高い湿度は、その蒸発を妨げます。
では、汗や風だけでは熱を逃がしきれないとき、体をどう冷やせばよいのでしょうか。
この記事では、汗が体を冷やす仕組みと、湿度によって熱が逃げにくくなる理由、さらに保冷剤で体を直接冷やすという方法について紹介します。
暑さを我慢するのではなく、熱をため込まない。そのために知っておきたい、体の放熱と冷却の話です。
汗は、かくだけでは体を冷やさない

運動すると、筋肉が働くことで体内に熱が生まれます。
その熱を外へ逃がすために、体は汗をかきます。
ただし、汗は肌の上に出ただけでは、体を十分に冷やせません。汗が蒸発し、液体から気体へ変わるときに、体の熱が一緒に外へ運ばれます。
暑い環境で体を動かすとき、汗の蒸発は重要な放熱手段です。
ところが、湿度が高い日は、この仕組みがうまく働きにくくなります。
湿度が高いと、汗は蒸発しにくくなる

梅雨時の洗濯物を思い浮かべてください。
気温が高くても、空気が湿っていると、なかなか乾きません。汗にも、同じことが起こります。
空気中に多くの水蒸気が含まれている日は、肌の上の汗が蒸発しにくくなります。
汗は出ていても、熱は十分に逃げていない。
肌を流れる汗が増えているからといって、体がしっかり冷えているとは限りません。
これが、日本の蒸し暑さが体に負担をかける理由の一つです。
特に注意したいのが、風通しの悪い体育館や、多くの選手が動き続ける屋内施設です。
日差しがないため、屋外より負担が少ないように見えるかもしれません。
しかし、人の汗や呼気によって室内の湿度が高まり、熱がこもりやすくなる場合があります。
厳しいのは、炎天下のグラウンドだけではありません。屋内でも、体の中には少しずつ熱がたまっていきます。
風を送るだけでは、追いつかない日もある
風を送るだけでは、追いつかない日もある
うちわや扇風機で風を送ることは、暑さ対策として有効です。
風は汗の蒸発を助け、体にこもった熱を逃がしやすくします。
(注:熱のやり取りは体表を通してですが、伴って深部体温も下がります。より重要なのは深部体温)
ただし、気温と湿度の両方が高い日は、風だけでは追いつかないことがあります。
休憩をとり、風にも当たっている。それでも体の火照りが抜けず、次のプレーに入っても体が重い.
そんな日には、汗の蒸発とは別の方法で体を冷やすという発想が必要になります。
冷たいものに触れて、体の熱を逃がす
冷たいペットボトルや保冷剤を首元に当てると、火照りがやわらぐ感覚があります。
これは、体の熱が冷たいものへ直接移る「熱伝導」によるもので、その後、冷やされた血液が体を循環するのです。
「熱伝導」は汗の蒸発とは異なり、冷たいものと体との温度差を利用して、体表の熱を移していきます。湿度の影響を受けにくいことも特徴です。
部活動の合間に、タオルで包んだ保冷剤を首や脇に当てた経験がある人も多いのではないでしょうか。
ただ、保冷剤を手で押さえている間は、着替えや準備がしにくくなります。休憩が終われば手を離さなければならず、冷却もそこで途切れてしまいます。
ならば、保冷剤を手で持つのではなく、身に着けられる形にできないか。
その発想から生まれたのが、FROZEN COREです。
「保冷剤を着る」という選択

FROZEN COREは、保冷剤を装着したベストを身に着け、体を冷やすためのアイテムです。
主な使用場面は、運動を始める前と、練習や試合の合間。
体が熱くなりきる前に冷やしておく。
休憩に入ったら、火照った体を冷やす。
保冷剤を手で押さえる必要がないため、着替えや準備をしながらでも体を冷やせます。
暑い日に大切なのは、限界まで我慢してから対処することではありません。
熱がたまる前に冷やす。
次のプレーに入る前に、一度体を整える。
暑さに耐える時間を増やすのではなく、体に熱をため込まない時間をつくる。
FROZEN COREが目指しているのは、そんな冷却の習慣です。
運動前に、熱がたまるまでの余裕をつくる

運動を始める前に体を冷やしておく方法は、「事前冷却」と呼ばれています。
暑い環境で運動を始めると、体温は徐々に上昇していきます。あらかじめ体を冷やしておくことは、体に熱がたまるまでの余裕をつくる方法の一つです。
ウォーミングアップを始める前。
着替えや準備をしている時間。
試合開始を待つ、わずかな時間。
これまで何となく過ごしていた時間を、体を冷やす時間へ変えられます。
休憩時間を、次のプレーへの準備に変える
ハーフタイムや練習の合間は、水分を補給するだけでなく、体にたまった熱を逃がすための大切な時間です。
ただ座って待つのではなく、体を冷やしながら呼吸を整える。
次のプレーが始まるまでの数分を、少しでも体を整える時間として使う。
プレー中の着用が適さない競技でも、運動前や休憩中であれば活用できます。競技のルールや安全性を確認しながら、使用する場面を選ぶことが大切です。
暑さは、気持ちだけで乗り切るものではない

「今日は、なぜか体が重い」
「いつもより集中が続かない」
「休んでも、火照りが抜けない」
その感覚には、睡眠不足や水分不足、疲労など、さまざまな要因が関係します。
暑い日には、体内で生まれた熱を外へ逃がしきれず、体に熱がたまっている可能性もあります。
だからこそ、気合や我慢だけで乗り切ろうとしないこと。
日陰や涼しい場所に入る。
水分や塩分を補給する。
適切に休憩をとる。
体調に異変があれば、すぐに運動を中止する。
こうした基本的な対策が、何よりも優先されます。
FROZEN COREは、それらに代わるものではありません。
基本的な対策を行ったうえで、汗や風だけでは熱を逃がしにくい日に、体を直接冷やす方法を加える。
暑さと向き合うための、もう一つの選択肢です。
正しい知識を、夏を戦う力に

同じ気温でも、湿度や風、日差しによって、体にかかる負担は変わります。
同じ練習なのに、その日によって苦しさが違う。それは、決して気のせいではありません。
汗が、どのように体を冷やしているのか。
なぜ、湿度が高いと熱が逃げにくいのか。
どのタイミングで、体を冷やすのか。
体の仕組みを知ることは、暑さに備えるための力になります。
我慢する前に、冷やす。
限界を迎える前に、休む。
FROZEN COREは、暑い環境で体を動かすすべての人に、冷却という選択肢を届けます。
製品の仕組みや使用方法については、製品ページで詳しくご紹介しています。